2016年 02月 18日
C++でノベルゲームを作った話[DXライブラリ][C/C++] |
久しぶりの投稿となります。
今回はC++言語とDXライブラリを使ってノベルゲームを作った話をしようと思います。(技術的な話ではなく、開発全体を通しての話)
こちらのサイトでゲームの紹介しているので、よかったらプレイしてみてください。
プレイ時間は30~1時間程度なので、サクッと遊べると思います。
対応OSは、windows vista/7/8/8.1/10 です。
・まず簡単に、DXライブラリとノベルゲームについて説明します。
DXライブラリとは、山田巧氏がC++言語ように開発した、無料のパソコンゲーム開発用ライブラリです。
DXライブラリはゲーム開発をする上で必要になる、DirectXやwindowAPI等の難しい処理を使い易くした関数がまとめられており、これを使うことでwindowsアプリケーションの知識が無い人でも簡単にゲーム製作が出来るようになります。
ノベルゲームとは、文章を読むことが中心のゲームで、クリックしていくだけでストーリーが進みます。
ノベルゲームは開発ツールやソフトが多く出回っていますが、私は自分のプログラミングスキルをもっと上げたいと思っていたのでそのうようなツールに頼らず、DXライブラリで1から作ることにしました。
・次に開発にかかわる話をいくつかしようと思います。
開発に携わったのは4人で、それぞれ「プログラミング」「サウンド」「イラスト」「シナリオ」という担当で進めていきました。
またその他のシステムデザインや、ロゴ製作、演出等はみんなで分担して行いました。
開発にかかった期間は実質3ヶ月で、最初の企画の発案からはおよそ半年近くかかっています。
この前半の3ヶ月は部活や就活(工業高校なので)等の影響でメンバーの予定が合わなかったことや、それぞれの技術が不足していたことなどから、主にゲーム製作に関する勉強に時間をあてられました。
一日の平均作業時間なのですが、平日は学校が終わって家に帰ってから作業を行っていたので、大体3~4時間程度です。
休日はいつも午後から作業を行っていたので、大体5~8時間程度でしょうか。(これはプログラマーである私の作業時間です。)
メンバー同士の話し合いにはSkypeのグループチャットを使用し、週に1,2回は進捗報告会を行っていました。
また、ゲーム本体やサウンド等のリソースのやり取りはSkypeでは何かと不便(相手がログインしてないとファイルを受け取れないことや、ダウンロードに時間がかかること)なので、Uploader.jpというサイト使用しました。
紹介用webサイトに関してですが、このサイトは私が作りました。
使用した言語はもちろんながら、HTML,CSS,JavaScriptです。
作成したwebサイトを公開するサーバーは、無料のレンタルサーバーであるSiteMixを利用しました。
しかしこのサイトはフリーであるためか、ページのアクセス速度が遅かったり、更新したはずのページが人によって表示されない等の問題点があったため、次回からはお金を惜しまず、しっかりとした有料のレンタルサーバーを借りようと考えています。
エンディングムービーや、アイキャッチのムービーはAviUtlというフリーの動画作成ソフトをしようしました。
宣伝にはTwitterを使用しました。
宣伝の効果なのですが、私は現在フォロワーが3000人ほどいるのですが、公式サイトの宣伝ツイートを行うと毎回およそ30~40回リンクがクリックされます。
またゲームのダウンロードもほとんどTwitterの宣伝ツイートからではないかと思われます。
このことから、Twitterは宣伝としてはそこそこ役に立つのではないかということがわかります。
しかしこれらのサイトはアップロードをしても審査が入るためすぐには公開されません。
そのことを知らなかった私たちは、公開予定時間の数分前にフリーゲーム夢現にアップロードしてしまい、慌ててYahoo!ボックスにもゲームをアップロードし、Yahoo!ボックスのリンクを公式サイトのほうに貼りました笑
ただしYahoo!ボックスはダウンロード数がわからないなど、何かと不便なので今はフリーゲーム夢現のリンクに差し替えられています。
ゲーム公開前にやった最後の作業についてですが、以下のことを行いました。
・ファイル名を正式なものに変更
・ゲームアイコン設定
・readmeの作成
・セーブデータ初期化
・音楽などのリソースの暗号化
リソースの暗号化は、DXライブラリに付属しているツールで行うことができます。
なお、デバッグに関してはクラスの友達に頼みました。
そもそもゲームを作ろうと思った動機なのですが、大きく分けて2つあります。
1つ目は、自分の周りの人たちはやる気も才能もあるのに、それを生かすことが出来てないと感じたことです。
2つ目は、プログラミングでお金儲けをしたいという汚い理由です。ですが、ゲーム製作をしていくうちにどんどんお金のことは気にならなくなり、ただ楽しいからやるという考え方に変わっていきました。
最後に、もしこれからゲームを作ろうと思ってる方や、ゲームを作りたいと感じている方の参考になればと思います。
技術的な話はまた後日、記事を書こうと思います。
by ice_arr
| 2016-02-18 12:17
| プログラミング